バナナプリンを作る日

 

11月、まだ15時なのに夕方みたいな顔してくるところがちょっと嫌。

Twitterでバズっていた餃子の焼き方を試して失敗した過去をもう5年以上兄にいじられ続けている私ですが、今日はTwitterでバズっていたバナナプリンを作ってみようと思います。

 

 

参考にさせていただいたのはこちらのツイート。なんか、私にもできそう!ゼラチンなしで固まるとかバナナすご!

材料も牛乳、バナナ、グラニュー糖と揃えやすいし!冷やす時間も半日とかじゃなくて1時間なのもいい。すぐ食べられるので。

それではさっそく作っていきましょう!

 

※以下、雑な女がバナナプリンを作ります。調理の過程でミスが散見されるため作り方の参考にはなりませんので予めご了承ください。

 

1.バナナを焼く。

 

バナナを焼きます!真っ黒にとのこと。オーブンがなければトーストでもOKと書かれていますがオーブンの予熱が面倒くさいため普通にトースターで焼いていきます。ここでオーブンを予熱できる人が信用できる人だと思います。

 

トースターで放置すること15分弱。

 

 

やりました!真っ黒です。

あまり真っ黒になるまで焼けとの指示を受けることがないのでわくわくしますね。

 

2.バナナの中を取り出す。

 

手でいけるかなと思いましたが加熱後のバナナはふよふよでうまく力を加えることができないため包丁で切り込みをいれてスプーンで中身を取り出します。

 

 

3.牛乳とグラニュー糖とバナナを混ぜる。

 

え~次はミキサーかハンドプロセッサーに…おー…どっちも家にないですね。

私が私という人間を信じきれないのって結局こういうところの積み重ね。

冷やす時間短い!やった!ってそこまで見てるのに何でここ確認しないんでしょうね。

でももう、この車走り始めちゃってるんで!バナナも真っ黒にしちゃったんで!

 

電動の泡だて器で混ぜていきます。一気に雲行き怪しくなりましたね。

 

 

うん。

 

 

はいはい。

 



 

そうね。手ごたえがない。あとバナナが少しずづ黒く変色していく。何故か理科室のホルマリン漬け思い出したわ。これは本来であればミキサーですぐ終わるはずの作業に時間かけている自分が100パー悪い。マジでごめんなバナナ……滑らかになるまでとあるがどろどろであります。でも時間かかればかかるほど紫がかっていく。脳内にホルマリン漬けが浮かんだまま調理すると食欲が消えそうだったので仕方がないのでココアパウダー投入。そしてまた許せない自分が増えた。写真も散らかってるし。

 

この後も多少粘りましたが正直滑らかになる気がしない。というかこれが滑らかという状態なのか?滑らかとは?もういいか。これで。プリンはパサパサよりトロトロ派だし固まりが甘くてもそれはそれでOKしょ。

 

4.冷蔵庫で1時間冷やす。

 

 

 

じゃ!ココア風味のバナナプリンの赤ちゃんたち!1時間後にまた会おう!

正直すごく不安だけど。

本当に固まる?いや、このレシピに忠実に作れば固まると思う。レシピやバナナのポテンシャルに不安を感じているのではなく私がこれまでの過程でバナナプリンに対して行ってきた所業に対して不信感を抱いている。悪いのは完全に私。

 



 

そして待つこと1時間。まだ液体なんすよね(笑)

不安すぎてブログを設立してしまいました。

ま、うちのバナナプリンは遅咲きなのかもしれないしもう1時間待ってみるか…

 

 

 

 


全然まだ液体でしたわ。
入る前と同じ。むしろより液体に近づいたかもとすら思う。なんかバナナプリンの赤ちゃんたちも心なしか申し訳なさそうだったし私も申し訳なくて写真はおろか目を合わせるのも気まずかった。

 

トロトロめのプリンになっているかもと思ってスプーンで掬ったけど全然液体。もしバナナのポタージュとかがあったらあんな感じなんでしょうね。

こんな記事が書きたいわけではなかった。冷蔵庫に入れて待っている間も何とかなると思ってたし結論!何とかなる!みたいな明るい記事を書きたかったからブログ設立したわけ。ダメな自分を肯定したかったわけ。

どうするかなこれ…記事的にはもちろんだけどこの後お泊りで明日の夜まで帰ってこない。冷蔵庫にバナナのポタージュを置いて丸1日以上家を空けられるほど肝が据わってないんだ私は。

 

ホットケーキミックスにでも混ぜて焼くか…?いや、ホットケーキミックスのストックないや…。バナナジュースとして飲む?牛乳は分量分しか買わなかったからつぎ足すとしたら豆乳だけど飲み切れる自信ないな…。…しゃあない、時間かかりそうだけどココアバナナクッキーにしよ!家を出るまで3時間。こっから夕食の準備と片付け、軽く化粧する必要があるため1分も無駄にできん。そうと決まればオーブンを180度に予熱。結局オーブン使うことになる。愚か。

 

バター溶かす。卵黄と砂糖ぶち込む。バナナプリンの赤ちゃんぶち込む。小麦粉ふるい入れる。ここで自分が上下黒の服を着ていることに気付く。緊張感が高まる。混ぜる。まだ液体である。牛乳200㎖入ってるもんなこれ。小麦粉をふるい入れる。小麦粉をふるい入れる。混ぜる。まだまだ液体である……。ココアパウダーもちょっと足すか。なんかいつの間にか服白くなってるわ。それを何度か繰り返しているうちにオーブンの予熱が完了する。これくらいの粘度なら勝負できるだろうか。やれることはやった。あとは祈りだ。

 

 

12分後…

 

 

 

顔色悪。今までクッキーに対して抱いたことない感情だわ。壁の隅っこのほうにこんな感じの巣作る蜂いませんでしたっけ。いや、大事なのは味…。

 

うん。普通に20点。食べられないことはない。ほとんど無味だけど集中すればほのかに甘みを感じる。全然みんなの魅力引き出せてない。でもなんとか食べられる形になってくれてありがとうなみんな。お菓子は分量が命。いかにレシピに忠実かが肝。私に言われたかないでしょうが今日はこれだけでも覚えて帰ってください。ちなみに20点はハードル下げるための謙遜で愛着もあるし本当は40点くらいだったのですが、母からは食べた瞬間爆笑しながら2点と評されました。見てくれてありがとう。ブログ、がんばろうと思います。